【イラスト練習帳】アイスホッケー選手

人生はハードモード

報酬の未払いが発生し相手方が破産手続きに入ったという連絡が来て、精神的に少し応える日々を送っていた。それ以上に応えるのは、新規の案件がなかなかみつからないこと。確定申告の還付金が入ったため、ほんのしばらくはなんとかなりそうだが、アルバイトでもしないとキツくなるのは目に見えている状況なのである。

時期的なものもあるのかライターの募集も、なかなかマッチングするものが見つからない。もちろん割り切ってアルバイトするという心構えは大切だが、その前に少し条件を落としてでもライターの仕事を探すことのほうが良いのではないかと、求人サイトに応募するのだが書類の審査の時点で通らなかったりする。

これは、以前からそうなのだが私は履歴書や職務経歴書を求められる求人には、すこぶる弱いのである。過去の職探しでも、職務経歴書が正社員歴がほぼなくアルバイトだらけな汚い経歴なのはもちろん、大学を2回出ているという経歴もマイナスになっているのだということは何度も実感している。そういうわけなので、実績やポートフォリオで評価してもらって採用してもらえるようになってフリーランスになって良かったと思うところもある。

しかし、そのフリーランスの求人でもなかなか評価してもらえないのか、マッチングしていないのか、返信すらもらえないのである。ChatGPTの登場からそろそろ1年になるが、やはり目に見えてライティングの単価も下がってきているように思う。また、採用の中でテストが必要な求人もあるが、これがまたさっぱりで受かる気がしない。以前からテストがある求人は苦手だったので、余裕のある時は避けていたのだが、そういうわけにもいかないので、挑戦してみるとダメなのである。

強敵でレベルアップ

そんなこんなで、自分の能力に自信が持てなくなるのもどうかと思ったので、方向性を変えてマンガのカラーリングのバイトに申し込んでみた。以前、マンガのカラーリングのお手伝いはしたことはあるのだが、正直今のハイレベルな創作現場に携われるようなスキルはない。それでも、ライティングのテストをやるよりも、カラーリングのテストのほうが挑戦者として臨んでいく立場な分、前向きに向き合えた。やはり、それほど甘くなく採用されなかったのだが、思いの外楽しかったので、もう1社テストを受けてみることに。こちらも同じく採用されなかったが、テストを行う中で、プロの方の効率的な彩色方法を学ぶことができて非常に有意義だった。

新しい魔法を覚えた!

なんとなく、彩色のレベルがあがった気がしたので、イラストを描いてみることに。実のこというと、今までCLIP STUDIOの「下のレイヤーでクリッピング」という機能を知らなかった(笑)。IllustratorやInDesignの解説記事を回ているんだから、クリッピングマスクのような機能があることくらい思い浮かびそうなのに。「下のレイヤーでクリッピング」して、レイヤー効果の乗算で影をつけるという方法を知ってから、こんな効率的な彩色があるのかということに「目からウロコ」だった。エフェクトの彩色も少しテストのときに勉強したので、ハイライトもおなじく「下のレイヤーでクリッピング」して発光のレイヤー効果を使ってみた。

RPGで新しい魔法を覚えたときみたいに、今まで苦労していた敵をガンガン倒せる感じが心地よい。このサイトで使っているキャラも過去に描いたものは、やはりあまり上手く描けてなくて、もう一度書き直したいという気持ちだったので今回はアイスホッケー選手を描いてみた。ちょっと連載記事のネタとしても絵が必要だったので、記事を書くやる気を出すためにも、そこで使えそうな新しい絵でも描くかという思いもあったのだが、今回の絵は正直気に入っている。前回のブログでも同じことを書いたが「自分のために絵を描く」ことは、なんて尊いことなんだろうか。

苦しい状況であるが、ゲームでも困難な状況のときにレベルが上ったり、新しいスキルを覚えたり、強い武器を手に入れたれたりするものなのかもしれない、そう思うと前向きに進んでいこうと思えてくるのであった。

 

 

今週のヘビーローテーション

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