【洋楽】Beat ‘Em Up / Frida Green

Beat ‘Em Up – フリダ・グリアン

Frida Greenのデビュー曲「Beat ‘Em Up」

いつものように、Spotifyの「Discover Weekly」がオススメしてくれる曲が、自分の好みにドンピシャなのである。今週のヘビーローテーションになっているのは、Frida Green(フリダ・グリアン)の「Beat ‘Em Up」という楽曲だ。Frida Greenは、スウェーデン版の「Got Talent」(Britain’s Got TalentやAmerica’s Got Talentのフランチャイズ番組)である「Got Talent, Talang 2018」に出場した歌手。コンテスト出場前から歌手活動をしていたようだが、番組出場後にリリースされたこの「Beat ‘Em Up」は公式のデビュー曲になっている。

上の動画は、Siaの「Chandelier」をカバーした番組に登場した際のパフォーマンスなのだが、実にパワフルである。残念ながら、いいところまでいったものの上位に入賞はできなかったようで、こんなにすごい才能があっても優勝できないというのが、タレント発掘番組「Got Talent」の魅力でもあるのだろう。

検索しても出てこない「Beat ‘Em Up」の歌詞

「Beat ‘Em Up」の歌詞を知りたくて、ネットで検索してみたのだが全くヒットせず、アメリカ人の友人にタイトルの意味だけ確認をしてみた。「Beat ‘em up」は、「Beat them up」のthemの部分が略されている表現で、意味は「means to attack someone or a group」であるそうだ。Google翻訳でも、「打ち負かす」という訳が出る。「If you can beat them up〜」と歌っている気がするのだけど、合っているのかな。こういうときに、自分自身の英語力のなさが恨めしい。なんとなくだけど、聞き取れる限りは恋愛を含めた人生について歌っているような気がするのだけど、オーディション番組のコンテスタントらしく「あきらめない心」みたいなものを歌っているのかもしれない。

Frida Greenの今後の活躍に期待

地元のスウェーデンでは、さぞや人気があるではと思いきや、チャートやSNSのフォロアー数を見る限り、そこまでのビックスターにはなっていない様子。北欧の国は、英語も普通にみんなできるだろうし、音楽のマーケットも英語圏とあまり変わらないので、自国の歌手が埋もれてしまう理由もなんとなくわかる。しかし、Max Martin(マックス・マーティン)をはじめとした優秀な音楽プロデューサーやソングライターも数多く存在する国なので、歌手としての才能を持つ人材も沢山埋もれているはずである。実にもったいない。

YouTubeで検索すると、スウェーデンのテレビ番組公式チャンネルに「Beat ‘Em Up」を歌唱している動画があった。スウェーデン版アデルみたいで、ぜひとも今後も歌手活動を続けてほしいと思う次第。それにしても、こんなニッチな歌手をオススメしてくれるSpotify先生はすばらしい。

ボディポジティブという考え方が広く受け入れられ、あえて体型に言及する必要はないのかもしれないが、やはり身体は楽器なのだなと感じた。日本ではクラシックの世界やミュージカルでしかそうした存在を確認できないけど、アデルやメーガン・トレーナーみたいな才能のあるポップアイコンとしての歌手もそろそろ登場してほしいと思うのだった。

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