【洋楽】Until We Meet Again / Nick Jonas

Until We Meet Again – Nick Jonas

最近、個人的にニック・ジョナスへの評価が爆上がりしている。人気アイドルから時代を代表するアーティストへの確変みたいなものが起こり得るから、洋楽アイドルは侮れない。

Leave Before You Love Me – Marshmello & Jonas Brothers

最初に驚いたのが「Leave Before You Love Me」っていう曲の良さ。ジョナス・ブラザーズって、ハンソンと同じジャンルの箱に入れていたので、まだニック・ジョナスがTVタレントして頑張ってるんだなぁくらいにしか思っていなかったんだけど、聴いていたラジオ番組(←バビたんの「週末ノオト」で東海林さんがおそらく選曲)でMarshmello(マシュメロっていう人気覆面DJらしい)とコラボしたこの曲がかかって、「なにこの小気味よい曲は!」ってなった。声変わりする前のディズニーチャンネルに出ていた頃のCDをよく聴いていたので、こんな大人の歌唄うようになったんだなと感慨深い。ニックは、体も鍛えていてアイドルらしいルックスだけどお兄ちゃんたちはいい具合に小汚く男らしくなって、時間の流れを感じる。しかも歌詞の内容が、解釈にもよるけど、けっこうクズ男(笑)。

コロナ禍を生きる人々へのメッセージソング

それで、ずっとYouTubeやらSpotifyやらで、「Leave Before You Love Me」を聴いてたんだけど、そのどちらかでニックがオーディション番組「Voice」の2020年フィナーレで披露した「Until We Meet Again」をおすすめされた。この曲が「友よ、また会う日まで」といった内容の歌詞で、コロナ禍を生きる人々の応援メッセージになってるとても良い曲だった。しかも、動画の最後に出てくるインド系の女性は、ニックの愛妻というにくい演出つき(残念ながら現在は視聴不可)。同じフィナーレで、ケリー・クラークソンも同様に医療関係者に感謝を伝えるような映像と共に「I Dare You」を披露して、この曲についてはもっと前にYouTubeで見ていたように思う。

「Until We Meet Again」には、ニックもソングライティングに関わっている。こういう曲を、この時代に書けるところに、やっぱり才能を感じる。そして、日本国内の“アーティスト”と、洋楽“アイドル”の間にある大きな差というのもこの辺にあるように思う。芸術がないがしろにされているというなら、本業の歌で伝えられること、あるはずだもんね。一般的な洋楽好きはもちろん、音楽好きの人に「洋楽のアイドルが好き」っていうと割と笑われがちなのだけど、これからもずっと新星の卵を追い続けていこうと思う。

米NBCの東京オリンピックテーマソングも手がけるジョナスブラザーズ

ちなみに、米NBCの東京オリンピック・テーマソングを歌うのもジョナス・ブラザーズだそう。この「Remember This」という曲も、とてもいい曲ですね。コロナ禍が終息しない中での東京五輪の開催には否定的な立場なのですが、こちらもお気に入りの1曲になりそうです。

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