自分の辿った洋楽を時間経過で追っていこうと思ったのですが、そうするとしばらくの間アイドル・ポップばかりになってしまうので、ここらへんで大人の洋楽にもふれてみたいと思います。
といってもこのアルバムを買ったきっかけはWESTLIFEが『Angel』をカヴァーしていたのと、海外ドラマ『ROSWELL』のサントラに彼女の曲が入っていたから。アイドル・ポップっていうのは、洋楽の入門書というか教科書のような要素がつまっているって思います。スタンダード・ナンバーからマニアックな曲までいろいろとカヴァーしてくれますし、その時代の旬なプロデューサーを起用している。だからアイドル・ポップに留まることなく、つっこんでその原点を辿って行くと、本当にいい曲、いいアルバムに出会えると思います。
『Angel』って曲はとっても悲しくて崇高な曲です。この曲はとっても思い入れがあります。肉親が亡くなったとき、よく聞いていた曲なんです。悲しい亡くなり方だったので、この曲のイメージとその時のことが重なります。涙がポロポロこぼれてくるような悲しくも美しい曲なんです。
洋楽が好きな人にとっては定番のアイテムなのでしょうが、意外にも彼女を知らない人は多いように思います。ほかにも『Adia』とか『Sweet Surrender』など珠玉のナンバーが満載です。
悲しいことが自分の身の回りにおきたとき、このアルバムはあなたを癒してくれると思いますよ。
(2005年3月11日 seesaaブログより転載)