部活もののドラマというのは、何も体育会系だけのものではない。『帯をギュッとね』の河合克敏が現在連載している『とめはね』は書道部だし、『のだめカンタービレ』だって一種の部活・サークルもののドラマとしての側面もある。

このたび日本に初上陸する注目の海外ドラマ『Glee』は、そんな文化系の部活ものドラマの一つ。

Gleeとはグリークラブのグリー。若い人にはピンとこないけど早稲田のボニー・ジャックス、慶應のダーク・ダックスなど、大学グリークラブ出身のコーラスグループの歌声が青春の1ページになっている世代には”グリー”という言葉から何らかのイメージを持たれているはず。故筑紫哲也氏がグリークラブ出身だったのは、けっこう有名な話。ご存命なら、このドラマに注目していたかもしれない。

数年前に、ディズニーが作った『ハイスクール・ミュージカル』では、バズケットボール部という体育会のトロイ少年と、優等生で文化系の科学部に所属しているガブリエラが互いに惹かれ合い、その恋愛模様を二人の共通点である“歌”と“ダンス”を織り交ぜながらミュージカル仕立てにした『ハイスクール版ロミオとジュリエット』、または『優等生達のウエストサイドストーリー』だったのに対し、この『Glee』は、“負け組”に焦点を当てた物語。

いくら“負け組”の代表だからって、曙!仕事選べよ(笑)といいたくなる番宣ですが、なんだか楽しそうな曙を見ていると、あれはあれで(ダイナマイトのあの負けのことね)良かったのかなと。あーでも、元横綱ですよ。若貴のライバル。あけぼの~っっっっっっ!これをみたら内館牧子がなんというか。なんか、ちょっと切なくなりました(笑)。

ドラマで描かれてる“負け組”ニュー・ディレクションズ!のメンバーは車椅子、言語障害、ゲイ、ちょっと変った子などイケテナイ面々が中心(って障害者や同性愛を“負け組”として設定しているあたりが、そもそも疑問なんですけど…)。そこにアメフト部のQBやチアリーダーが加わって(ってそれじゃ負け組にスポット当ててねーじゃん!)ドラマが展開するという、なんともアメリカのスクールカーストが分かっていないと、面白さ半減するだとうという内容。

一番のみどころはもちろんみんなで合唱するミュージカル部分。この合唱に使われる楽曲が、ロックやポップ、R&Bの有名曲なところが、なんともいえないのである。クイーンやボンジョビといったロック界の大御所の楽曲だったり、ジョーダン・スパークスやカニエ・ウエストの最新ヒットだったりして洋楽好きにはムフフな選曲なのである。もちろん、歌も上手い(教科書的な上手さだけど、日本の一部の“一流”アーティスト達よりははるかに上手いです)。

本国では、ニュー・ディレクションズ!がドラマで歌った曲がビルボードトップ40にいくつもチャートインするなど、Glee旋風を巻き起こしているだけに、これは見逃す訳にはいかない。2月からFOX JAPANでも放送予定ということで、要チェキです!

2010/01/29

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