確定申告がようやく終わりました。クライアントさんが増えるにつれて、その会計処理も複雑になり、今年は提出までに少し時間がかかってしまったのですが、申告を終えてホッとしています。
昨年も「うわっ…私の年収、低すぎ…?」どころのレベルではない低収入だったが、今年はそれをさらに更新。前年度の売掛金が多かったとはいえ、何、収入のミニマリスト目指してるのという感じです。頑張らなきゃいけないのに、頑張れてない自分がいるのも含めて反省点だらけの1年でした。そして、改めて友人に支えられて生きているのだなと実感しました。ミニマムな収入の中でも、大きな借金もせず、節約生活をしながらも、それなりに日々を楽しんで生活できたのは、いろいろと助けてくれる友人がいたからです。ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)という言葉がありますが、フリーランスはどんなに稼いでも、仕事の面でこの資本は膨らんでいきません。だからこそ、プライベートな部分で、いろんな人と交流し、信頼できる友だちを何人か持って生きていくことが大切な気がします。また「あなたは先生にも大器晩成型って言われていたし」と、気長に見守ってくれている親にも、もっと感謝しなければいけないですね。経済的な面で親孝行できていないのは本当に申し訳ないです。
さて、反省はここまでとして(笑)、確定申告をしながら本年度を振り返って、良かったこともありました。それは、お仕事をいただいたクライアントさんがおよそ10企業(個人も含む)あったことです。その中には、残念ながら関係が続かなかったり、様々な事情でお仕事がストップしている案件もあるのですが、今までのキャリアにしがみつくことなく、新規の案件にチャレンジしつづけた姿勢だけは自分自身を評価してあげたいなと思います。ライティングでは医療、法律、マーケティング、求人、不動産、教育など様々なジャンルで原稿を作成しました。また、会報誌の編集一式を請け負ったり、SNS運用の企画提案をしたり、イラスト単体で仕事をいただいたり、Webデザインのお手伝いをさせてもらったりと、ライティング以外の仕事も沢山経験させてもらいました。ライティングだけですと、どうしても限られたパイの奪い合いになるのですが、プラスαのスキルがあることが、自分の強みだと思っています。コンテンツ制作という大きな枠組みの中で、今後の展望を探っていきたい、そう感じさせる1年でした。
ところで、私の使ってる会計ソフトはRioの「やるぞ!青色申告」というMac用のソフトです。実は、去年まで古いバージョンを使っていたのですが、マイナンバーの記入欄などがなく、さすがに新しいバージョンが必要ということがわかり焦りました。いろいろ帳簿をつけ終わった段階で、そのことが判明したので、これをきっかけにMacでも使えるようになった「やよい会計」のクラウド版に移行しようかと、挑戦もしてみたのですが、あまりの使い勝手のわるさに移行を断念(初年度無料だったのでやってみたのですが、後で退会しておかなきゃ)。簡単入力的な機能が、逆に売掛金の処理、交通費立替の処理、源泉徴収の処理、前年度会計との微調整などをかえって難しくしている感じです。また、OSやブラウザが適切なバージョンではないのでといった表示が出て、両方とも最新バージョンなのに使えない機能がありました。
なので結局、今まで使っていた「やるぞ!青色申告」の最新バージョンを購入しました(なぜかユーザー割引のあるRioのサイトよりも、Amazonでダウンロード購入したほうが割引率が高いです)。まあまあな値段がするので、ここに来て痛い出費でしたが、新バージョンは使い勝手が良くなってて快適。基本会計ソフトは、毎年バージョンアップしなけいけないもののようなので、来年もきちんとバージョンアップしたいと思います。でないと、前年度のデータも移行できないですしね。今年は最初から帳簿データを打ち直しました。きちんとバージョンアップしていれば一発で読み込めるデータなのに、およそ230件の帳簿を打ち込み直すのは大変だったなぁ(以前は年度が新たになるごとに更新していましたが、変にケチったバツですね)。
それと、領収書や請求書関連の保管にいつも愛用しているのが、無印良品のポリプロピレンクリアホルダー・サイド収納A4・20ポケットです。以前、会計士さんに取材したところ、月ごとにまとめて何がどこにあるかわかるようにしておけば、領収書をノートに貼る必要はないと教えてくれたので、月ごとにファイルに収めています。通常のクリアファイルですと、何かの拍子で逆さになると、ごろっと書類が飛び出てしまいバラバラになるという危険性がありますが、このサイド収納はスグレモノで、逆さにしても中の書類が飛び出ないのです。なので小さな領収書をそのままファイルに入れていても無くしたりしないので安心です。
確定申告って、めんどくさくって嫌だなと毎回思いますが、同時に「ああこれも今年だったのか」とか「今年はこんなこともやっていたのだなぁ」といった感じで、年度を振り返る上でとても大切な作業だなと思います。サラリーマンよりも税金に関する問題を身近に感じることもできるので、政治に対する問題意識も自然と高まってきます。お金を稼いで税金を払う、あたり前のことですけど、それってとても大事なことなんだなと改めて思うのでした。